そろそろGRを使いこなしてきた時期なので
この辺でGR、GR DIGITAL4比較の総まとめレビューをしようと思います。
【GR発売前の心境】
正確な日時は忘れましたが
GR写真部SNSの海外のユーザーから『Do you know〜GR?』
というタイトルでYoutubeのGRプロモーションムービー(英語版)がリークされました。
英語は苦手で内容はよくわかりませんでしたが
どうやらAPSCイメージセンサー搭載のGRが出る?
みたいな内容でした。
それを初めて見た当時の心境は
『まさか~(^O^)嘘でしょ?』と思ってました(^_^;)
『GRDにAPSC入るわけ無いって。。。。』
【安い(゚д゚)!】
いよいよAPSC搭載NEW GRが本当に発売が決定し
価格は幾らになるのかが気になるところ。
大体似たようなスペックの機種がNikonのCOOLPIX Aです。
GR発売前のCOOLPIX Aの販売価格が10万前後だったので
GRは11万位になるだろうと予想してました。
しかし、予約開始直後の価格コムの最安値は9万円を切る値段でした。
『やっ安すぎる(・.・;)』
予約開始日の翌日、銀座RICOHRINGCUBEにてGRを予約しました。
お待たせしました
ここからGRの使用感レビューです。
【GR使い始めの心境】
『GRD4が写真が更に高画質で撮れる〜((o(´∀`)o))ワクワク』
と思ってましたが、全然思ってた映りと違いました。
『GRDの色じゃない(´・ω・`)』
過去の記事
RICOH Blue(リコーブルー)とは?【GRDとGRの空色の比較】で紹介しましたが
空の色が異なります。
GR DIGITAL4の空
GRの空
その他のGRの作例は過去記事をご参照ください。
【パンフォーカス(全体にピントが合う)にならない】
極端に焦点距離が短い場合を除いて
GRD4では手前から奥まで、ほぼ全てにピントが合いました。
しかしGRでは被写体深度が浅く
手前に焦点があっていると背景がボケます。
ボタンの配置が変わったのでGR移行の場合
今まで染み付いた癖があるためボタン操作に慣れが必要。
【慣れが必要なところ】
・マクロボタン
・再生ボタン
・ホワイトバランスボタン
特にマクロボタンとホワイトバランスボタンをよく間違えた。
【独立した事により使いやすくなったボタン/モード切り替え】
・AEL
・CAF(連写モード)
これによりADJから連写モードを呼び出す必要がなくなった。
ファンクションキーからAEロック切替する必要がなくなった。
【ダイヤルから動画撮影モードに一発切替】
GRD4ではダイヤルをSCENE(シーン)に設定し
そこから更に動画撮影モードにしなければならなかった。
GRはダイヤルに動画撮影モードが配置されてるので
切替が楽である。
【操作感】
『Effect』ボタンが加わったので好きなモードを
1つ多く配置出来るようになった。
私は画像設定に割り当てている(画像エフェクトとは異なる)
【シャッター音(無音)が心地良くなった】
GRD4は『ジッ』でしたが
GR『カチッ』っという音がします。
【電源ON/OFFが速く快適になった】
GRとGR DIGITALⅣの電源ON/OFFスピード比較の記事参照
GRD4とは比べ物にならないほど速い
最も快適に感じる改良点だと思う。
【画像設定のノーマルモードでの
カスタマイズが出来るようになった】
画像設定で好みの色が出せるので
今では画像エフェクトをほとんど使用していない。
【ISO3200でも耐えられる画質】
GRD4では手ぶれ補正がついていたがGRにはついていない。
しかしISO、シャッタースピードを上げてブレを防止すれば
高画質をある程度保ったまま暗い場所でブレずに撮影ができる。
ちなみにGRD4を使っていたときは手ぶれ補正の
効き目はほとんど感じていなかった。
ISO3200
ISO3200
【Eye-Fiについて】
プレビュー時にEye-Fi経由で
画像が転送されているかそうでないかの
判断ができるようになった。
・Eye-Fi経由で1枚ずつスマホデバイスなどに
送信できるようになった。(ダイレクト転送モード)
【その他の向上したところ】
・スマホのようなページめくり形式で画像が閲覧出来るようになった。
・フォーカススピードが速くなった
(コントラストが弱い部分、暗い場所で被写体の
認識がしにくい場合はピントが合うのに時間がかかる)
【GRD4の方が良かったところ】
・パンフォーカスで撮影できる(全体にピントが合う)
・全体にピントが合うため失敗が少ない
・映りにキレがある。
キレがある写真とは、例えばこんなの
特にISOを低めで露出をマイナス補正した時に映る写真は
本当にコンデジか?と思うくらい衝撃を受けた。
建物の骨格がクッキリ映る
【サイズがGRよりも小さい】
GRD4の方が約1cm弱小ぶりなサイズ
個人的には、APSCが入っていると思えばGRも凄く小さく感じる。
数あるコンデジの中からGRD4を購入した理由は
「握りやすい。」
ただそれだけである。
GRD4を手にして以来、カメラの魅力に取り憑かれてしまったらしい。
GRはGRD4と同じように持ちやすい(握りやすい)グリップである。
【総論】
GRDからGRへ移行するユーザーは
今までとは全く違う写真に映ることを覚悟したほうが良い。
GRで撮れる写真はGRDの高画質版ではない。
紹介したとおりボタンの配置が異なるので
無意識レベルでボタンの位置を覚えるには慣れが必要。
被写体深度がGRDに比べると圧倒的に浅いので
最初はボケに戸惑うかも知れない。
ボケに慣れボケを楽しめるようになれば良いかもです!
GRのADJボタンとMYセッティングカスタマイズ設定
の記事も合わせてどうぞ(^^)